牛丼チェーン「松屋」を展開する松屋フーズは10月9日、「牛めし」など一部商品の値上げを発表しました。10月13日午後3時から、牛めし類は全品・全サイズ一律20円の値上げとなり、並盛は税込み460円から480円になります。原材料費や人件費の高騰が理由で、牛丼業界の値上げの波が続いています。
値上げの内容を整理
今回の価格改定の主な内容は以下の通りです(読売新聞、朝日新聞、時事通信)。
- 牛めし(並盛):460円 → 480円(全サイズ一律+20円)
- 得朝牛皿定食:400円 → 430円
- ソーセージエッグ定食:530円 → 540円
- おこさまカレー:450円 → 480円
牛めし類は各種セットメニューも含めて一律20円の値上げとなります。松屋が牛めしを値上げするのは、昨年4月以来およそ1年半ぶりです。
値上げ対象の詳細メニュー
グルメ情報サイト「進撃のグルメ」によると、今回の価格改定の対象は牛めし以外にも広がっています。
- ネギたっぷり旨辛ネギたま牛めし(並盛):660円 → 680円
- 鬼おろしポン酢牛めし(並盛):560円 → 580円
- チーズ牛めし(並盛):660円 → 680円
- キムチ牛めし(並盛):560円 → 580円
- うまトマチーズ牛めし(並盛):690円 → 710円
- Wで選べる玉子かけごはん:350円 → 380円
- ソーセージエッグW定食:580円 → 590円
- おこさま牛めし:450円 → 480円
定番の牛めしだけでなく、トッピング系の牛めしや朝食メニュー、子ども向けメニューも値上げの対象です。特に350円の激安朝食として人気だった「Wで選べる玉子かけごはん」の値上げは、朝食利用の多い人にとって影響が大きそうです。
なぜ値上げ?コスト上昇が背景に
松屋フーズは値上げの理由について、「原材料費や人件費、物流費、光熱費、包装資材費などの上昇を受け、商品の品質を維持し、安定した提供を続けるため」と説明しています(朝日新聞)。
背景には、円安による米国産牛肉の仕入れコストの上昇もあります。TBSの報道によると、財務省の貿易統計では輸入牛肉の価格が前年に比べて約22%上昇しているとのこと。外食業界全体で食材の仕入れ価格や人件費の上昇が続いており、価格に転嫁せざるを得ない状況が広がっています。
牛丼チェーンの値上げの歴史
牛丼チェーンの値上げは、ここ1年ほどで相次いでいます。すき家は2026年7月に「牛丼」並盛を30円値上げして480円にしました(読売新聞)。すき家はその前の年の9月に、11年ぶりの値下げに踏み切ったばかりでしたが、原材料費の高騰を受けて再び値上げに転じています(TBS)。
松屋も昨年4月に牛めし並盛を30円値上げしており、今回で2年連続の値上げとなります。牛丼業界全体が、コスト上昇の波に直面していることがわかります。
大手3社の牛丼並盛価格を比較
今回の松屋の値上げで、大手3社の牛丼(牛めし)並盛の価格は以下のようになります(読売新聞)。
- 松屋:480円(10月13日から)
- すき家:480円(2026年7月に30円値上げ済み)
- 吉野家:498円
すき家は2026年7月に牛丼並盛を30円値上げして480円にしています。松屋とすき家が480円で並び、吉野家が498円とやや高めの設定です。いずれもワンコイン以下を維持していますが、500円の大台が近づいています。
ネット上の反応
値上げの発表を受けて、ネット上ではさまざまな反応が見られます。グルメ系まとめサイトのコメント欄には、「20円くらい別に気にしません」「ワンコインでまだいける」「今までよく頑張った」といった、値上げに理解を示す声が多く寄せられています(はちま起稿)。
一方で、「松屋パスこの時期に出してきたのはこのためか」といった声もあり、お得な定期券やクーポンとの組み合わせで賢く利用しようという動きもうかがえます。
家計への向き合い方
牛丼は手軽で安い外食の代表格。値上げが続くと、家計への影響も気になるところです。朝食メニューやセットメニューを上手に選んだり、各社の公式アプリやクーポンを活用したりと、少しの工夫で出費を抑えることができます。
また、値上げのタイミングを知っておくことで、駆け込みで食べに行くか、別の選択肢を考えるかの判断もしやすくなります。10月13日15時からの価格改定を頭に入れておきましょう。
牛丼の値上げは、私たちの身近な物価の動きを映す鏡でもあります。気になった方は、ぜひこの記事を家族や友人と共有して、物価について話し合うきっかけにしてみてください。

