JR東海とJR西日本は16日、東海道・山陽新幹線の「のぞみ号」「みずほ号」の指定席特急料金を2027年7月1日購入分から値上げすると発表しました。東京―新大阪間の場合、普通車指定席の料金は700円値上がりして1万5420円となります。日本経済新聞や産経新聞などが伝えました。
営業運転開始の1992年以来初の値上げ
のぞみの運賃引き上げは、営業運転を始めた1992年以来、消費税の改定時を除き初めてとなります。グリーン車についても2027年12月15日乗車分から全列車で値上げし、東京―新大阪間では3700円の値上がりとなります。一方、普通車自由席の特急料金や「こだま」「ひかり」の料金は据え置かれます。値上げによる増収は、JR東海で年間500億~600億円、JR西日本で同80億~90億円を見込んでいます。
「安全やサービスの維持にコスト上昇」
JR東海の丹羽俊介社長は16日の記者会見で、足元のインフレを受け、人件費や修繕費、資材の高騰により「安全性やサービスを維持・向上するためのコストが上昇している」と説明し、増収分を安全対策の強化や乗車時の快適さの向上に充てると述べました。また、新幹線の総工費が増加しているリニア中央新幹線との関連性は否定しています。
車内設備の刷新も同時発表
値上げに合わせ、車内の快適性を高める取り組みも発表されました。2027年12月からグリーン車の8・9号車にはドリンクホルダーやスマホホルダー付きの「多機能アームレスト座席」を、10号車には隣席との間にパーティションを設けた座席を順次導入します。グリーン車利用者向けの専用待合室も、品川や京都、博多など5駅から順次設置する予定です。なお同日、JR東海は新型車両「S0系」の2029年7月営業投入も発表しています。


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