非常に強い勢力の台風31号(インファ)が10月31日、小笠原近海に達し、動きをゆっくりと遅らせている。小笠原諸島ではすでに3メートル前後の高波が押し寄せており、気象情報会社はうねりを伴った高波への警戒を呼びかけている。今後、台風は小笠原の南の海上でほとんど足踏みしたあと、11月5日ごろに最も接近する予想だが、進路の不確実性は大きい。最新の台風情報への注意が必要だ。
台風31号のいま(31日午前)
10月31日午前9時現在、非常に強い台風31号は小笠原近海を北北西に時速20キロで進んでいる(ウェザーニュース)。中心気圧は940ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は65メートルに達し、「非常に強い」勢力を保っている。衛星画像では台風の目がはっきりと見え、発達していることがうかがえる。
台風の中心は小笠原諸島からまだ離れているが、勢力が強いため、小笠原諸島ではすでに3メートル前後の高波となっている。気象庁によると、今後5日先までに台風の暴風域に入る確率は小笠原諸島で74〜77%に達している。

なぜ足踏みするのか —— 進路の見通し
31日(土)から11月1日(日)にかけて、台風は小笠原近海でいったん動きが遅くなる予想だ。その後は11月3日(火・文化の日)にかけて日本の南の海上を西寄りに進み、4日(水)ごろに進路を北寄りに変え、5日(木)にかけて小笠原諸島に最も接近するとみられている(ウェザーニュースの予報)。
ただし週明け以降の進路にはまだ不確実性があり、予報円は大きく出ている。進路が変わるタイミングや速さ次第で、小笠原諸島への影響の度合いも変わるため、今後の台風情報の更新に注意してほしい。
なお関東地方では、台風の動き次第で11月5日ごろに大雨となる恐れも指摘されている(tenki.jpの気象予報士の解説)。
台風の名前「インファ」の由来
台風31号の名前「インファ(In-fa/煙花)」は、マカオが提案した呼名で、花火を意味する広東語が由来だ。
気象情報会社によると、今年は10月末までに台風が31個発生しており、これは統計史上5例目の多さ。発生の早さとしても4番目に早い記録だという。
今後の注意点
小笠原諸島では、うねりや高波の影響が長引く可能性が高まっている。海岸や海上には近づかず、海のレジャーは控えてほしい。本州への直接の影響はまだ不確実だが、週明け以降の予報の変化には注意が必要だ。船の欠航など交通への影響にも備えておきたい。
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