気象庁は10月31日、寒気を伴った気圧の谷が通過する影響で、北日本から東日本にかけて大気の状態が非常に不安定になるとして、落雷や竜巻などの激しい突風、急な強い雨への注意を呼びかけた。北海道では11月1日に雪が降る見込みで、週末の外出時は空の急変に注意が必要だ。
なぜ大気が不安定になるのか
気象庁によると、31日は日本付近の上空を寒気を伴った気圧の谷が通過する。上空約5500メートルには氷点下21度以下の強い寒気が流れ込む一方、日本のはるか東の高気圧の縁を回って暖かく湿った空気が流れ込むという。この「上は寒く、下は暖かい」状態が大気を不安定にし、発達した積乱雲が次々と発生しやすくなる。
前日の10月30日にも全国的に大気が不安定となり、雷を伴った激しい雨が降った地域があった。気象庁は30日午後に「全般気象解説情報(落雷・突風・降ひょう)」を発表し、注意を呼びかけていた。共同通信も31日朝、気象庁の呼びかけを伝えている。

落雷・竜巻・ひょうに注意、東北では土砂災害にも警戒
注意が必要なのは、落雷、竜巻などの激しい突風、ひょう、急な強い雨だ。気象庁は「発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてほしい」と呼びかけている。ひょうが降る恐れもあり、農作物や農業施設の管理にも注意が必要だという。
東北では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水にも注意・警戒が必要とされる。新潟県内をエリアとするBSN新潟放送も、31日の天気解説で土砂災害への警戒を伝えている。
北海道は強風と雪に警戒、2日は雨の範囲が東へ
北海道では、31日にかけて強い風が吹き、波も高くなる見込みで、強風や高波への注意・警戒が必要だ。さらに11月1日には寒気の影響で雪が降り、積もる所もある見込みという。冬タイヤへの交換など、早めの備えを確認しておきたい。
11月2日は低気圧や前線の影響で、雨の範囲が西日本から東日本へ広がる見込みだ。北日本から東日本では雷や突風、ひょう、急な強い雨に引き続き注意が必要で、全国的に強風や高波への注意も求められる。
週末の外出時は空の変化に注意を
31日は6年ぶりにハロウィーンが土曜日に重なる日でもあり、各地で人出が増える可能性がある。気象庁は、最新の気象情報や今後発表される防災気象情報に留意するよう求めている。急に空が暗くなったり、冷たい風が吹き出したりしたら、積乱雲が近づいているサインだ。無理な外出は避け、頑丈な建物の中に移動して安全を確保してほしい。
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(取材・出典:気象庁の発表資料、共同通信、BSN新潟放送)

