10月15日の東京株式市場で、日経平均株価(225種)は前日比3318円34銭安の6万4425円95銭で取引を終えました。下げ幅は過去3番目の大きさで、終値で6万5000円を割り込むのは約1カ月ぶりです。
AI需要への懸念が発端
下落のきっかけは、人工知能(AI)需要の先行きに対する懸念の広がりです。前日の米国市場では、AI開発企業向けにデータセンターを提供する新興企業コアウィーブの社債価格が急落。巨額投資による財務悪化への警戒感から、AI関連ビジネス全体の成長性を疑問視する見方が強まりました。
半導体関連株に売り集中
東京市場でも朝方から半導体関連銘柄に売り注文が膨らみました。半導体検査装置大手のアドバンテストは14.95%安と急落し、東京エレクトロン、キオクシアホールディングスなど主力株も大幅安となりました。東証株価指数(TOPIX)も97.44ポイント安の3999.34で終了しています。
今後の注目点
米国の消費者物価指数(CPI)を受けた利上げ観測の強まりや、原油価格の高止まりも投資家心理を冷やしています。市場では、今後の米主要企業の決算内容や各国中央銀行の金融政策の行方に注目が集まっています。

