ロイターが15人のエコノミストを対象に実施した調査で、9月の全国コア消費者物価指数(CPI、生鮮食品を除きエネルギーを含む)は前年比2.1%上昇となる見通しであることが16日、分かりました。8月の1.7%から加速し、日銀の2%の物価目標を昨年12月以来初めて上回る見通しです。
■ 中東情勢が家計を直撃
みずほ証券の片木亮介マーケットエコノミストは「イラン情勢の悪化を背景に、コメ以外の食品や日用品の値上がりが加速する見込みだ」と指摘しています。中東の紛争によるエネルギー価格の上昇が家計に波及している形です。
■ 卸売物価も高止まり
今週火曜日に発表された9月の卸売物価は前年比6.8%上昇と、前月から鈍化したものの高止まりが続いています。根強い物価上昇圧力が、市場では日銀の早期利上げ観測を支えています。
■ 日銀委員は利上げに前向き
日銀の小枝淳子審議委員は16日、熊本市での講演で「物価の上振れリスクに加え、緩和的な金融環境が続いていることを踏まえれば、政策金利の引き上げに過度に慎重になるべきではない」と述べ、利上げに前向きな姿勢を示しました。外国為替市場では円相場が1ドル=158円台で推移しています。日銀は10月29〜30日の金融政策決定会合を開く予定で、総務省は23日午前8時半に9月のCPIを発表します。


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