自民党衆院議員の若宮健嗣首相補佐官(国家安全保障担当)は18日、東京・九段北の靖国神社を秋季例大祭に合わせて参拝しました。私費で玉串料を納めたということです。共同通信が18日正午過ぎに速報で伝えました。例大祭は17日から19日までの日程で、高市早苗首相は「真榊」と呼ばれる供物を奉納し、期間中の本人の参拝は見送る方向です。
閣僚では城内氏に続き
閣僚では17日に城内実経済財政担当相が参拝しており、政権要職者の靖国神社への対応が相次いでいます。安保担当の首相補佐官が参拝したことで、中国や韓国の反発が一段と強まっています。高市首相は17日に防衛省で開かれた自衛隊殉職隊員の追悼儀式に出席しましたが、靖国神社への遙拝の有無について首相周辺は「回答を差し控える」としています。
中国は「軍国主義と徹底的に切り離せ」
中国駐日本大使館は17日夜、報道官の談話を発表し、日方の靖国神社を巡る「消極的な動向」を強烈に譴責しました。台湾の中央社によると、大使館は今年が東京裁判の開廷から80年に当たることに触れ、日本に対し侵略の歴史を深く反省し、靖国神社などの問題で慎重に言動するよう求めるとともに、「軍国主義と徹底的に切り離す」ことを要求しました。韓国外務省も17日、一連の動きに対して「深い失望と遺憾の意」を表明する報道官論評を出しています。
19日には超党派の議員連盟が参拝予定
19日には超党派の議員連盟「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」の参拝が予定されており、例大祭期間中、靖国神社を巡る外交的な緊張は続きそうです。高市首相が本人参拝を見送りつつ真榊の奉納にとどめた背景には、日中・日韓関係の悪化を避ける配慮があるとみられています。
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