『ONE PIECE FILM RED』が興行収入203億円超という日本映画史に残る大ヒットを記録したのは、記憶に新しいところです。2000年の第1作から数えて、ワンピースの劇場版は全部で15作品。2027年夏には新作『ONE PIECE FILM GOD VALLEY』の公開も発表されており、シリーズの勢いは止まりません。
本記事では、全15作の公開年リストを整理したうえで、編集部が選ぶおすすめランキングと、初心者でも迷わない「見る順番ガイド」をお届けします。

ワンピース劇場版 全15作リスト(公開年順)
まず、全作品を公開年順に並べてみましょう。第1〜7作は春休み映画として毎年3月に公開されていた時代の作品で、第10作以降は年末や夏の大型公開へとシフトしていったのが分かります。
- 第1作『ONE PIECE』(2000年)——約50分の短編。海賊エルドラゴとの財宝争奪戦を描いた、記念すべき第1作です。
- 第2作『ねじまき島の冒険』(2001年)——奪われた一味の海賊旗を取り戻すため、ねじまき島を舞台に大暴れする痛快作です。
- 第3作『珍獣島のチョッパー王国』(2002年)——チョッパーが主役の心温まる物語。家族で楽しめる一作です。
- 第4作『デッドエンドの冒険』(2003年)——賞金稼ぎたちのデスレースを描く、シリーズ屈指のアクション作として今も根強い人気があります。
- 第5作『呪われた聖剣』(2004年)——ゾロが主役の剣豪バトル。刀をめぐる重厚なドラマが魅力です。
- 第6作『オマツリ男爵と秘密の島』(2005年)——『サマーウォーズ』の細田守監督が手がけた異色作。不穏な演出で公開当時は賛否両論を呼びました。
- 第7作『カラクリ城のメカ巨兵』(2006年)——からくり仕掛けの島を舞台にした冒険活劇です。
- 第8作『エピソードオブアラバスタ 砂漠の王女と海賊たち』(2007年)——TVアニメのアラバスタ編を劇場用に再構成した総集編です。
- 第9作『エピソードオブチョッパー+ 冬に咲く、奇跡の桜』(2008年)——ドラム島編の再構成。フランキーやロビンが加わった”もしも”の展開も見どころです。
- 第10作『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』(2009年)——原作者・尾田栄一郎が製作総指揮とストーリーを担当した初の大型作品。興行収入48億円の大ヒットとなりました。
- 第11作『ONE PIECE 3D 麦わらチェイス』(2011年)——約30分の3D短編作品。麦わら帽子をめぐる追跡劇です。
- 第12作『ONE PIECE FILM Z』(2012年)——元海軍大将ゼットとの死闘を描く重厚作。興行収入68.7億円を記録しました。
- 第13作『ONE PIECE FILM GOLD』(2016年)——世界最大のカジノ船を舞台にしたエンタメ大作。興行収入51.8億円です。
- 第14作『ONE PIECE STAMPEDE』(2019年)——アニメ20周年記念作品。歴代キャラクターが総登場するお祭り映画で、興行収入55.3億円を記録しました。
- 第15作『ONE PIECE FILM RED』(2022年)——シャンクスの娘・ウタをめぐる物語。Adoさんが歌う主題歌「新時代」とともに社会現象となり、興行収入は203億円超。シリーズ歴代最高の記録です。
編集部が選ぶ!劇場版おすすめランキングTOP8
ここからは編集部の独断と偏見によるおすすめランキングです。どれから見るか迷ったら、この順番で選べば間違いありません。
第1位『ONE PIECE FILM RED』(2022年)
文句なしのシリーズ最高傑作です。ライブシーンの映像美とAdoさんの歌声が圧倒的で、ワンピースを詳しく知らない人でも楽しめるエンタメ性があります。シャンクスとウタ、親子の物語には涙なしには見られません。
第2位『ONE PIECE FILM Z』(2012年)
「正義とは何か」を問いかける重厚なドラマが魅力です。敵であるゼットという人物の造形が深く、大人のファンから特に高い評価を得ている一作。アクションのスケールも抜群です。
第3位『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』(2009年)
尾田栄一郎がストーリーを手がけたことで、原作さながらの世界観が楽しめます。金獅子のシキとの空中戦は劇場版ならではのスケール感。ここから劇場版が本気モードに入った転換点でもあります。

第4位『ONE PIECE STAMPEDE』(2019年)
20周年のお祭り映画です。歴代キャラクターがこれでもかと登場し、ファンサービス満載のバトルロイヤルは爽快そのもの。長年のファンほど楽しめる作品です。
第5位『デッドエンドの冒険』(2003年)
初期劇場版の最高峰です。デスレースというシンプルな設定の中に、麦わらの一味の魅力が凝縮されています。今見ても色あせないアクションの切れ味はさすがです。
第6位『オマツリ男爵と秘密の島』(2005年)
細田守監督ならではの不穏な空気感が漂う異色作です。子ども向けとは思えない心理描写に、公開当時は賛否が分かれました。大人になってから見返すと、新たな発見がある一作です。
第7位『ONE PIECE FILM GOLD』(2016年)
カジノ船グラン・テゾーロを舞台にした、派手で楽しいエンタメ作です。テゾーロの能力バトルや逃走劇など見どころが多く、気軽に楽しめます。
第8位『エピソードオブチョッパー+ 冬に咲く、奇跡の桜』(2008年)
ドラム島編の感動をもう一度味わえます。原作とは異なる仲間の組み合わせで展開する”もしも”の物語も、新鮮な驚きがあります。チョッパーの過去に涙する人も多いはずです。
初心者向け!劇場版の見る順番ガイド
「15作もあると、どこから見ればいいの?」という方のために、見る順番のポイントをまとめました。
基本は「公開順」がおすすめ
劇場版はほぼ独立したオリジナルストーリーなので、どの作品から見始めても物語が分からなくなる心配はほとんどありません。とはいえ、仲間の人数や能力は時代とともに増えていくため、公開順に見ていくのが一番自然です。
時間がない人は「FILMシリーズ」から
『STRONG WORLD』『FILM Z』『FILM GOLD』『STAMPEDE』『FILM RED』の5作は、近年の大型作品群です。映像のクオリティも高く、まずはここから入るのもおすすめです。
本編の知識があるとより楽しめる作品
『FILM Z』は新世界編以降、『FILM RED』はワノ国編あたりまでの本編を知っていると、細かいネタやキャラクターの関係性がより深く楽しめます。逆に、総集編の2作(アラバスタ編・チョッパー編)は、本編のダイジェストとして見るのも一つの手です。
新作情報もチェック
2026年8月には、2027年夏公開予定の『ONE PIECE FILM GOD VALLEY』と、2029年公開予定の『ONE PIECE FILM BAAD』の2作が発表されました。シリーズの未来もまだまだ楽しみです。

まとめ
劇場版ワンピースは、TVアニメとは一味違ったスケールの冒険が楽しめるのが魅力です。まずは気になる1作を手に取って、週末の映画タイムを楽しんでみてはいかがでしょうか。見終わったら、家族や友人と「次はどの作品を見る?」と話し合ってみてください。きっと新しい発見がありますよ。

