11月3日、金沢競馬場で行われた第26回JBCクラシック(JpnI、ダート2100メートル、3歳以上、12頭立て、1着賞金1億円)は、1番人気のアウトレンジ(牡6歳、栗東・大久保龍志厩舎)が4馬身差で快勝し、待望のJpnI初制覇を果たした。勝ちタイムは2分11秒3(稍重)。Xでは「アウトレンジ」「JBCクラシック」がトレンド入りし、ダートの祭典の大一番が大きな話題となった。
好位から抜け出し、後続を突き放した
アウトレンジは松山弘平騎手の騎乗で好位を追走。3、4コーナーで先頭に立つと、直線では後続を一気に突き放した。2着には後方から猛追した3番人気のホウオウルーレット、3着には中団から早めに進出した4番人気のセラフィックコールが入った。馬連は690円、3連単は5020円だった。
松山騎手はレース後、「うれしい気持ちです。惜しいレースが続いていましたので、きょうはGⅠでいい勝利をしてくれて、また4馬身離してすごい強い競馬をしてくれて、うれしい気持ちです」と語った。状態の上向きや、金沢競馬場への適性を感じていたことも明かし、「イメージした通りの競馬ができた」と振り返った。
惜敗続きの末につかんだビッグタイトル
アウトレンジはこれまで、GⅠ級レースで2着2回、3着2回と、あと一歩のところでタイトルを逃してきた。帝王賞では2025年と2026年に2年連続2着、東京大賞典でも3着に入るなど、強豪相手に好勝負を続けてきた馬だ。重賞勝ちは、2024年の浦和記念、2025年の平安ステークス、2026年の名古屋グランプリに続いて4勝目となる。
血統は父レガーロ、母クイーンパイレーツ、母の父キングカメハメハ。北海道新冠町のノースヒルズの生産馬で、馬主は寺田寿男氏。通算成績は24戦9勝となった。松山騎手は2022年のテーオーケインズ以来、4年ぶり2度目のJBCクラシック制覇。大久保調教師も2019年のチュウワウィザード以来、2度目の制覇となった。
JBCとは——ダート競馬の祭典
JBCは、日本のダート競馬の頂点を決める祭典として毎年11月3日ごろに開催される。JBCクラシック、JBCスプリント、JBCレディスクラシック、JBC2歳優駿の4競走で構成され、中央競馬(JRA)と地方競馬の実力馬が同じ舞台で対決するのが最大の魅力だ。今年は金沢競馬場で3競走、門別競馬場で2歳優駿が行われた。JBCスプリントではメイショウハチローが優勝し、こちらもXトレンドに入った。
今後の注目点
待望のビッグタイトルを手にしたアウトレンジにとって、次なる目標は年末の東京大賞典や、来年の帝王賞での雪辱、そしてダート界の頂点としての地位固めになるだろう。4馬身差の圧勝は、その実力が本物であることを示した。今後のローテーション発表にも注目が集まる。
まとめ
JBCクラシック2026は、アウトレンジが4馬身差の圧勝でJpnI初制覇を果たした。惜敗続きを乗り越えた6歳馬の快走は、ダート競馬ファンに強い印象を残した。松山騎手の4年ぶり2度目の制覇とともに、今年のダートの祭典の主役となった。
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(出典:サンスポ、日刊スポーツ、スポーツ報知の報道をもとに編集部が解説)

