トランプ政権に対する有権者の評価が事実上示されるアメリカの中間選挙は、現地時間11月3日に投票が行われ、日本時間11月4日朝から一部の州で開票が始まった。NHKや朝日新聞が11月4日朝に伝えた。下院では事前の情勢調査で民主党が4年ぶりに過半数を取り返す勢いを見せている一方、上院は接戦が予想され、多数派の判明まで時間がかかる可能性がある。執筆時点では最終的な議席の帰属はまだ確定しておらず、開票は進行中だ。

何が改選されるのか——下院435議席と上院、州知事選も
中間選挙では、連邦議会の下院435議席のすべてと、上院の一部の議席が改選されるほか、多くの州で州知事選挙も行われる。大統領の任期の中間で行われることから「中間選挙」と呼ばれ、現政権への信任投票としての意味合いが強い。今回の選挙は、トランプ政権2期目の政策や運営に対する有権者の判断が問われる選挙と位置づけられている。
開票の流れ——日本時間4日午前8時から順次
開票は日本時間11月4日午前8時(米東部時間3日午後6時)に、ケンタッキー州とインディアナ州の一部で投票が締め切られたところから始まった。その後も各州で投票が順次終わり、日本時間の午前中にはほとんどの州で投票が終了する見通しだ。最後はアラスカ州で投票が終了する。州ごとに締め切り時刻が異なるため、結果は東部から西部へと段階的に明らかになっていく。
事前投票は6000万人超——前回を大幅に上回る
今回の選挙では、期日前投票や郵便投票が前回を大幅に上回るペースで進んだ。米フロリダ大学の集計では、6050万人以上が期日前投票や郵便投票を済ませ、前回2022年の4590万人を上回った。朝日新聞の更新では6080万人以上とされ、中間選挙として過去最多を記録したと伝えられている。接戦州のテキサス、メーン、カンザス、ミシガン各州などで増加が顕著だったという。

序盤の結果——バージニア州上院は民主党が議席維持
開票序盤では、AP通信が東部バージニア州の上院選で民主党の現職マーク・ワーナー氏の再選確実を伝えたと報じられた。NHKも11月4日9時16分更新の記事で、バージニア州で野党・民主党が議席を獲得したと伝えている。下院では民主党が4議席、共和党が2議席の当確が出ているとの速報もあった。ただし、これらは序盤の一部であり、全体の大勢はまだ判明していない。
情勢調査——下院は民主党優勢、上院は接戦
ロイター通信とイプソス社が10月29日から11月2日に実施した調査では、投票に行く可能性が高い有権者の52%が下院選で民主党候補を支持し、共和党候補の44%を上回った。下院は上院より先に大勢が判明するとみられている。一方、上院ではミシガン州などで接戦が伝えられており、多数派の判明まで時間がかかる可能性がある。予測市場でも民主党が優勢とみる動きがあったと報じられているが、開票の進展を待たなければ最終結果は分からない。
日本への影響——関税や外交、安全保障にも関わる
中間選挙の結果は、日本にも関わる。議会の多数派がどちらになるかによって、トランプ政権の関税政策や外交・安全保障政策の進め方が変わる可能性があるからだ。特に下院で民主党が過半数を握れば、政権へのチェック機能が強まり、法案の成立や予算の行方にも影響が出る。日本政府や企業も、開票結果とその後の議会運営を注視することになる。
まとめ
米中間選挙は日本時間11月4日朝から開票が始まり、バージニア州上院では民主党が議席を維持した。下院では民主党優勢の情勢が伝えられる一方、上院は接戦で、全体の帰属はまだ確定していない。事前投票が過去最多となった今回の選挙の最終結果は、今後のアメリカ政治と日米関係を左右する重要な焦点になる。
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(出典:NHKニュース、朝日新聞、テレビ朝日の報道をもとに編集部が解説。出典リンク:https://news.web.nhk/newsweb/na/nd-20261103de69983)

