米国のルビオ国務長官は10月31日、20カ国・地域(G20)外相会合に合わせてロシアのラブロフ外相と短時間接触し、11月に米ロ首脳会談を行う可能性について話したことを、会合閉幕後の記者会見で明らかにしました。時事通信が11月1日に報じています。
深圳APECが舞台に
11月18日〜19日に中国・深圳で開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議には、トランプ米大統領とプーチン露大統領がともに出席する見込みです。米ロ当局は、首脳会談が可能かどうか模索しているもようです。実現すれば、2025年8月にアラスカ州で行われた会談以来の米ロ首脳会談となります。
米中露3者会談の構想も
一方、共同通信によると、ラブロフ外相は10月30日の記者会見で、APECに向けた連携をルビオ氏と協議したと説明し、取り沙汰される米中露3カ国首脳会談について「中国が具体的な調整を進めている」「3カ国とも構想を前向きに受け止めている」と述べました。トランプ氏、プーチン氏、習近平国家主席による正式な3者会談が実現すれば初めてのことになります。米ウォール・ストリート・ジャーナルは10月19日、プーチン氏が10月9日のトランプ氏との電話協議で3者会談の構想を持ち出したとも報じています。
首脳会談の実現可能性と今後の焦点

ウクライナ情勢の長期化が続くなか、深圳APECでの直接対話は停戦交渉の行方にも影響を与えかねないだけに、各国の関心は高まっています。ただ、会談が本当に開催されるかは未確定であり、各国の動向を注視する必要があります。日本外交にとっても、日ロ関係や米中関係を左右する局面となりうるだけに、今後の動きが注目されます。

