任天堂が11月5日に発表した2026年9月中間連結決算は、売上高が9660億円、営業利益が前年同期比49.1%増の2165億円となった。新型ゲーム機「Nintendo Switch 2」の販売が好調で、発売からの累計販売台数は2635万台に達した。年末商戦を前に、任天堂の勢いが続いている。決算の内容を解説する。

数字で見る——売上高は減収、利益は大幅増
中間決算の主な数字は次の通りだ。売上高は9660億円で、ハードの販売台数減などにより前年同期を下回った。一方、営業利益は2165億円で前年同期比49.1%増、経常利益は3006億円、純利益は2209億円となった。海外売上高は7624億円で、全体の78.9%を占めた。デジタル売上は2496億円で、前年同期比60.5%増えた。
スイッチ2、累計2635万台に——上半期は649万台
Switch 2は上半期(4月から9月)に649万台を販売し、発売からの累計販売台数は2635万台となった。Switch 2のソフトは上半期に2449万本を販売した。初代Switchも上半期に127万台を売り、累計販売台数は1億5720万台に達した。Switch 2向けソフトでは、6月に発売された「スターフォックス」が117万本、7月に発売された「スプラトゥーン レイダース」が242万本を販売した。

なぜ利益が伸びたのか——ソフトとデジタルがけん引
売上高が減ったのに営業利益が49.1%も増えたのは、利益率の高いソフトやデジタル販売の割合が高まったためだ。デジタル売上は前年同期比60.5%増の2496億円となった。9月1日には米国などでSwitch 2の価格を50ドル引き上げ、499.99ドルとした。今回の決算は、値上げ後の販売を含む初めての決算となる。
株価も反応——5.2%高
決算発表を受け、5日の東京株式市場で任天堂株は前日比435円(5.2%)高の8788円で取引を終えた。Switch 2の販売の持続力が評価された形だ。
年末商戦への注目——通期見通しは売上高2兆500億円
5月に示した2027年3月期の通期見通しは、売上高2兆500億円、営業利益3700億円、Switch 2の販売台数1650万台となっている。上半期の営業利益2165億円は、通期見通しの半分を超えた計算になる。年末商戦でのSwitch 2とソフトの販売が、通期の達成を左右する。
まとめ
任天堂の中間決算は、Switch 2の累計2635万台という販売の勢いと、営業利益49.1%増という収益性の改善がそろった内容だった。ソフトとデジタル販売の伸びが利益を押し上げた。年末商戦でこの勢いを維持できるかが、次の焦点になる。
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出典:任天堂の2026年9月中間決算短信をもとに編集部が解説。出典リンク:Nintendo Everything(任天堂決算)

