トヨタ中間決算、3年ぶり増益——営業利益2兆1911億円、通期予想を上方修正

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トヨタ自動車が11月5日に発表した2026年9月中間連結決算は、売上高にあたる営業収益が前年同期比9.5%増の26兆9624億円、営業利益が9.2%増の2兆1911億円となり、中間決算として3年ぶりの増益となった。円安とハイブリッド車の好調が業績を押し上げ、通期の業績予想も上方修正した。決算の内容と今後の注目点を解説する。

トヨタ自動車の中間決算を伝えるイメージ

数字で見る——売上高は過去最高、純利益は26.1%増

中間決算の主な数字は次の通りだ。営業収益は26兆9624億円で、前年同期比9.5%増となり、6期連続で過去最高を更新した。営業利益は2兆1911億円で9.2%増となり、中間決算としての増益は3年ぶりだ。純利益は26.1%増の2兆2364億円だった。7月から9月期だけを見ると、営業利益は前年同期比34%増の1兆1300億円で、四半期では6四半期ぶりの増益となった。市場予想(LSEGが集計したアナリスト9人の平均9920億円)も上回った。

なぜ増益になったのか——円安とハイブリッド車の好調

増益をけん引したのは、円安の進行とハイブリッド車を中心とした販売の堅調さだ。レクサスを含む世界販売台数は4月から9月で505万9000台と、前年より4%減った。中国や中東での販売が落ち込んだものの、円安の効果とハイブリッド車の需要がそれを補った形だ。販売台数が減っても利益が増えたのは、円安と販売構成の改善が寄与したためとみられる。

通期予想を上方修正——営業利益3兆9000億円へ

トヨタは2027年3月期の通期予想も見直した。営業利益は従来予想の3兆4000億円から3兆9000億円へ、純利益は3兆2500億円から3兆5700億円へ上方修正した。一方、営業収益は54兆円から53兆5000億円へ下方修正した。通期の純利益は前年比7.2%減となる見通しで、減益幅は従来予想の15.5%減から縮小する。ただ、通期の純利益予想はアナリスト予想の平均(3兆8210億円)には届かなかった。

トヨタのハイブリッド車と業績のイメージ

下期の課題——中国・中東と下期の減益見通し

注意点もある。会社予想をもとに計算すると、下期(10月から3月)の純利益は前年同期比35.7%減の1兆3335億円になる見込みだ(株探の試算)。中国や中東での販売の弱さが続けば、下期の業績に響く可能性もある。4日の東京市場では日経平均株価が一時3051円安まで急落するなど、米中間選挙を受けた市場の動揺もあり、外部環境の不確実さは残っている。

まとめ

トヨタの中間決算は、売上高が過去最高、営業利益が3年ぶりの増益と、好調な内容だった。円安とハイブリッド車の需要が業績を支え、通期予想も上方修正された。ただ、下期は減益が見込まれ、中国や中東の販売動向が今後の焦点になる。

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出典:トヨタ自動車の決算発表、NHK、ロイター、共同通信の報道をもとに編集部が解説。出典リンク:NHK、ロイター、共同通信

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