幻冬舎BOOKSは23日、作家の村上龍さんが10月17日に自宅で死去したと公式Xで発表しました。74歳でした。発表では「ここに謹んで哀悼の意を表しご報告申し上げます」としています。葬儀は家族葬で執り行われ、ご家族の希望によりご弔問やご香典などは辞退されています。
24歳で芥川賞、半世紀にわたり第一線
村上さんは1952年、長崎県佐世保市生まれ。武蔵野美術大学在学中の1976年、デビュー作『限りなく透明に近いブルー』で群像新人文学賞と第75回芥川賞を受賞しました。その後も『コインロッカー・ベイビーズ』で野間文芸新人賞、『イン ザ・ミソスープ』で読売文学賞、『共生虫』で谷崎潤一郎賞、『半島を出よ』で毎日出版文化賞と野間文芸賞、『歌うクジラ』で毎日芸術賞を受賞するなど、半世紀にわたり日本文学の第一線を走り続けました。
映画監督・テレビMCとしても活躍
小説家としてだけでなく、映画『トパーズ』『KYOKO』では自ら監督・脚本を務め、テレビ東京の『カンブリア宮殿』では俳優の小池栄子さんとともに20年にわたりMCを務めました。今年3月の最後の出演回では、番組恒例の「編集後記」で直筆の「死&生 村上龍」という言葉を残していました。4月からは作家の金原ひとみさんと音楽クリエイターのヒャダインさんが後任を務めています。
『13歳のハローワーク』で若い世代にも支持
2003年に刊行した『13歳のハローワーク』は、600種類以上の職業を紹介したキャリア本として180万部を超えるヒットとなり、若い世代にも広く読まれました。事務所の訃報では「『限りなく透明に近いブルー』に始まり、常に若い世代に向けて衝撃的な作品を発表し続けた村上龍氏の早すぎる逝去の報せを受け、深い悲しみに堪えません」「時代のトップランナーとして疾走した同氏の安らかな眠りをお祈り申し上げます」と、在りし日を偲んでいます。
(出典:TBS NEWS DIG、オリコンニュース)

