気象庁によると、2日午前9時現在、台風31号(インファ)は小笠原近海を西北西へ進んでいる。週後半には進路を北寄りに変え、5日頃に小笠原諸島の父島などに最も接近する見込みだ。小笠原諸島では6日頃まで荒れた天気が続き、高波などの影響が長引くおそれがある。
現在の勢力と位置
気象庁が2日午前9時45分に発表した情報によると、台風の状況は以下の通りだ。
- 種別: 台風
- 強さ: 強い
- 存在地域: 小笠原近海
- 進行方向・速さ: 西北西 20 km/h
- 中心気圧: 965 hPa
- 中心付近の最大風速: 35 m/s
- 最大瞬間風速: 50 m/s
- 暴風域: 全域95 km(25m/s以上の風)
1日時点では「非常に強い」勢力(中心気圧940hPa、最大風速45m/s)だったが、やや弱まった形だ。台風は5日まで「強い」勢力を保ち、6日も暴風域を伴って日本の東へ進む予想となっている。7日には千島の東で温帯低気圧に変わる見込みだ。
小笠原は5日頃に最接近——高波は一週間ほど続く
日本気象協会のtenki.jpによると、台風は3日(文化の日)頃からは再び北上を始め、5日から6日にかけて父島など小笠原諸島に最も接近する見通しだ。
小笠原諸島ではすでに海がしけており、3日にかけて予想される波の高さは5メートル。4日と5日は波浪警報の可能性が「高」、大雨警報や暴風警報の可能性も「中」となっている。台風の動きが遅いため、うねりを伴った高波は一週間ほど続く可能性があり、weathernewsも「長引く影響に注意・警戒が必要」としている。
進路次第では5日前後に父島や母島などにさらに接近する可能性があり、大雨や暴風の影響が大きくなるおそれがある。

東日本も警報級大雨のおそれ
台風は本州から離れた所を通る予想で、本州への直接的な影響はない見込みだ。だが、台風周辺から吹き込む暖かく湿った空気が本州付近に停滞する前線を刺激するおそれがあり、5日頃は東日本で警報級の大雨となる可能性がある(気象庁のシミュレーションによる)。
先月末の北・東日本の大気の不安定な状態(関連記事: https://jpnewshub.online/archives/5149)に続く形で、今週も天気が不安定になりそうだ。最新の情報をこまめに確認したい。
「インファ」の意味と備え
台風31号の名前「インファ(In-fa/煙花)」はマカオが提案した呼名で、花火を意味する広東語からとられているという(weathernews)。
小笠原諸島の住民は暴風や高波への警戒を続け、不要不急の外出や海上活動は控える必要がある。本州でも5日頃の天候の急変に備え、気象庁の最新の台風情報を随時確認することが大切だ。

