プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)パ・リーグのファーストステージ(FS)第2戦が10月11日、ベルーナドームで行われ、北海道日本ハムファイターズが埼玉西武ライオンズに1-0で勝利しました(日刊スポーツ)。前日の第1戦は延長10回の末にサヨナラ負けを喫していた日本ハムですが、投手陣の完封リレーで踏みとどまり、対戦成績を1勝1敗のタイに戻しました。決着は12日の第3戦へ。ここからは日本ハムが勝たなければなりません。
達が無失点でしのいだ、魂の完封リレー
第2戦の主役は、先発の達孝太投手でした。6回を投げてわずか3安打、7つの三振を奪い、無失点。CSで自身初勝利を挙げました(デイリースポーツ)。
立ち上がりから西武打線を寄せ付けず、五回に無死一、二塁、六回に一死二塁と迎えたピンチも後続を断ち切りました。7回からは福島蓮投手、堀瑞輝投手、柳川大晟投手とつないで逃げ切る。4投手による完封リレーで、チームの崖っぷちを救った形です。
決勝点は五回。2死二塁の場面で、野村佑希選手が左中間へ適時二塁打を放ち、これが決勝打となりました。さらに2死二塁で清宮選手が左前打を放って2点目を狙いましたが、中継プレーで本塁タッチアウト。あと一本が出ませんでしたが、結局この1点が勝利につながりました。
西武も食い下がりました。先発の高橋光成投手は、3回までに58球を要しながらも粘り強く投げ続け、7回1失点、127球の熱投を見せています(日刊スポーツ)。しかし前日は決勝のサヨナラ本塁打を放ったアレクサンダー・カナリオ外野手が七回に三振に倒れるなど、打線が振るわず。無得点に終わりました。
第1戦は痛恨のサヨナラ負け。取り返した第2戦の重み
10月10日の第1戦は、西武が延長10回にカナリオ外野手のサヨナラ本塁打で3-2と勝利していました(デイリースポーツ)。日本ハムにとっては苦い内容です。
先発の有原航平投手は5回5安打2失点と試合を作り、四回には奈良間大己選手が高めの直球を左翼席へ運ぶ値千金の逆転2ラン。一度は流れをつかみました。さらに「2番・一塁」でCS初出場を果たした柴田獅子選手が、西武先発の平良投手から2本の中前打を放つ堂々のマルチデビュー。チーム全体でも3盗塁、2犠打と攻めの形は作っていました。
しかし、延長10回にカナリオの一発で勝負を決められ、初戦を落としました。ファーストステージは先に2勝したチームが勝ち抜ける短期決戦です。過去のデータでは、第1戦に勝ったチームのファイナルステージ進出は39回中33回(84.6%)と圧倒的(デイリースポーツ)。初戦を落として逆転突破したのは6回しかありません。そんな厳しいデータの中で勝ち取った第2戦。負けたら終わりのゲームをものにした意味は、計り知れません。
第3戦は12日。突破条件は「西武は引き分け以上、日本ハムは勝利のみ」
決着の第3戦は10月12日、同じくベルーナドームで行われます(試合開始は午後2時からの予定)。
- 西武:勝ちか引き分けでファイナルステージ進出決定
- 日本ハム:勝てばファイナルステージ進出。負けか引き分けでは敗退
この違いが、短期決戦の怖さです。西武にとっては引き分けでも前に進めますが、日本ハムに引き分けは許されません。最後の最後まで攻め続ける覚悟が必要になります。
12日の西武の先発は、左腕の武内夏暉投手が上がると報じられています(日刊スポーツ)。日本ハムの先発はこの記事の執筆時点では確認できませんでしたが、第1戦、第2戦と見せた投手陣の粘りがそのまま勝負どころになると考えられます。勝ったチームは、14日に開幕するファイナルステージでリーグ優勝の福岡ソフトバンクホークスと対戦します(みずほPayPayドーム福岡)。
なお、セ・リーグのファーストステージは、11日の第2戦でDeNAが巨人に4-1で勝利し、2連勝でファイナルステージ進出を決めています。王者・阪神タイガースとのファイナルステージは10月14日に甲子園で開幕します。
まとめ:あと一つ勝てば、3年連続のファイナルSへ
日本ハムは、第2戦で完封リレーという最高の形で1勝1敗に持ち込みました。達孝太投手の無失点投球、野村佑希選手の決勝打、そして最後を締めた救援陣。短期決戦に必要な「勢い」は、確実に日本ハム側に傾きつつあります。
12日の第3戦は、勝てばファイナルステージ進出。パ・リーグの頂点をかけたもう一つの舞台が待っています。日本ハムファンはもちろん、CSの行方を追うファンにとっても目が離せない一戦です。試合の結果はNPBの公式サイトやスポーツ紙の速報でチェックし、勝った暁にはぜひこの記事をシェアして、熱戦の余韻を一緒に楽しみましょう。

