マツダCX-60が”前例のない規模”の大刷新へ:毛籠社長が明かしたラージ商品群の再起戦略

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マツダのCX-60をはじめとするラージ商品群に、大規模な刷新の波が訪れようとしています。マツダの毛籠勝弘社長が、CX-60、CX-70、CX-80、CX-90の4車種について「これまでになかった規模の改良」を行う方針を明らかにしました(レスポンス、2026年10月11日)。エクステリアやインテリアだけでなく、パワートレインまで含めた幅広い改良になる見通しです(同)。その背景と内容を解説します。

社長が示した「これまでになかった規模の改良」

毛籠社長が示した方針は、一般的な年次改良のように装備や内装材、ホイールなどを変更するだけのものではありません。エクステリアやインテリアに加え、パワートレインまで変更対象に含めた、商品そのものの競争力を引き上げる大規模な改良となりそうです(レスポンス、CARTUNEマガジン)。

マツダはブランドの上級移行を進めるため、エンジン縦置き方式と後輪駆動ベースのAWDを採用するラージ商品群向けプラットフォームを開発しました。その第1弾として2022年にCX-60を投入し、その後、北米向けのCX-90とCX-70、欧州や日本などで展開する3列シートSUVのCX-80へとラインアップを拡大してきました(CARTUNEマガジン)。今回の刷新は、このフラッグシップ群全体を底上げする取り組みです。

なぜ刷新が必要なのか:20万台の目標に届かなかった販売

刷新の背景には、厳しい販売実績があります。2025年3月期のラージ商品群4車種の世界販売台数は合計15万637台で、当初の目標である20万台を大きく下回りました(CARTUNEマガジン、モーターファン)。

内訳を見ると、CX-60が3万9112台、CX-70が2万342台、CX-80が1万7921台、そしてCX-90が7万8422台。4車種の中で圧倒的に多いのは、日本では販売されていないCX-90で、ラージ商品群全体の半分以上を1車種で占めています(モーターファン)。途中で見通しを17万台に引き下げたものの、実績はそれも下回りました(同)。

特に重要なのは、ラージ商品群の販売の半数以上を占める米国市場です。マツダのジェフリー・ガイトンCFOも米国での事業拡大の必要性に触れ、複数の商品改良を開発していると説明しています(CARTUNEマガジン)。

2026年3月の商品改良との違い

日本市場で特に注目されるのは、ラージ商品群で最も早く登場したCX-60です。CX-60はデビュー後、乗り心地やサスペンション、各種制御などに継続的な改良が加えられてきました(CARTUNEマガジン)。

2026年3月にもCX-80とともに商品改良を実施しています。CX-60にはCX-80で先行採用されていた運転支援機能などが追加され、両車ともフロントドアに遮音ガラスを採用、マツダコネクトの操作性も改善され、グレード体系も刷新されました(CARTUNEマガジン、モーターファン)。

しかし、今回示された刷新計画は従来の商品改良とは規模が異なります。内外装のデザイン変更に加え、パワートレインが刷新されるレベルの改良になる見通しです(レスポンス)。2026年3月の改良が「手当て」だったとすれば、次は「手術」に近い規模の改革といえるでしょう。

次世代エンジン「SKYACTIV-Z」の技術展開に注目

ここで注目されるのが、マツダが開発を進めている次世代エンジン「SKYACTIV-Z」との関係です。SKYACTIV-Zは2.5リットル直列4気筒ガソリンエンジンで、マツダ独自のハイブリッドシステムと組み合わせ、2027年中に次期CX-5から導入する計画です(レスポンス)。

ただし注意が必要なのは、CX-60へのSKYACTIV-Zそのものの搭載が発表されているわけではない点です。マツダが明らかにしているのは、SKYACTIV-Zの開発過程で培った燃焼改善技術を、ラージ商品群の直列6気筒エンジンにも展開する方針であること。また、独自ハイブリッドシステムの要素技術についても、ラージ商品群への展開を検討するとしています(同)。

現在の日本仕様CX-60には、2.5リットル直列4気筒ガソリンエンジン、3.3リットル直列6気筒ディーゼルエンジン、同ディーゼルエンジンと48Vマイルドハイブリッド、2.5リットルガソリンエンジンとモーターを組み合わせたPHEVという多彩なパワートレインが設定されています(レスポンス)。大規模改良では、この構成がどのように整理・進化するのかが焦点になります。

まとめ:CX-60オーナーも検討者も続報に注目

マツダのラージ商品群は、ブランドの上級移行を象徴する存在です。「これまでになかった規模の改良」がどのような形で具体化されるのか、パワートレインの刷新やデザインの変更など、続報が待たれます。

CX-60の現行オーナーの方は、改良のタイミングや内容によって買い替えや乗り換えの判断材料になるかもしれません。購入を検討している方は、正式発表を待ってから判断するのも一つの手です。マツダの公式発表や自動車メディアの続報をチェックし、気になる方は販売店での試乗も検討してみてください。この記事が参考になったら、クルマ好きの友人にもぜひ共有してください。

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