亀田和毅、10月17日にフィゲロア戦へ!勝てば58年ぶり日本人2人目のWBAフェザー級王者

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プロボクシングの元世界2階級制覇王者・亀田和毅選手(35)=TMK=が、10月17日(現地時間、日本時間では18日)にアメリカ・ネバダ州ラスベガスで、WBA世界フェザー級王者ブランドン・フィゲロア選手(29)=米国=に挑戦します(サンスポ)。興行を主催する米国の興行大手PBC(プレミア・ボクシング・チャンピオンズ)が8月下旬に発表しました。勝てば和毅選手は7年3カ月ぶりに世界王座のベルトを巻き、日本男子9人目となる世界3階級制覇を達成します。決戦まであとわずか。日本中が注目する一戦の見どころを整理します。

決戦の舞台はラスベガス。PBC発表の経緯

試合の舞台は、ラスベガスのホテル「ザ・コスモポリタン・オブ・ラスベガス」内にある会場「ザ・チェルシー」です。このカードは、WBC世界スーパーウエルター級王者セバスチャン・フンドラ選手(米国)の防衛戦をメインとする興行のセミファイナルに組まれています(デイリースポーツ)。試合はスポーツ専門の動画配信サービスDAZNでライブ配信される予定です。

和毅選手がフィゲロア選手への挑戦を明言したのは、2026年7月11日。大阪府吹田市で開かれた所属ジムの興行でリングに上がり、「必ずフィゲロアを倒して3階級制覇をして、日本で防衛戦、日本人対決に持っていきたい」と宣言しました。その後7月30日に関西国際空港からメキシコへ渡り、日本には戻らず標高2800メートルの高地で調整を続けています。

和毅選手にとってラスベガスは思い出の地でもあります。2014年7月、WBO世界バンタム級王者だった時代にプンルアン・ソー・シンユー選手(タイ)を7回KOで下して防衛したのが、この地でした(読売新聞)。約7年ぶりに米国のリングに戻ってくる和毅選手。「再び世界王者としてラスベガスを後にするつもりだ」と、PBCを通じて意気込みを語っています。

立ちはだかる王者、ブランドン・フィゲロアの強さ

対する王者のフィゲロア選手は、世界2階級制覇の実力者です。プロ戦績は30戦27勝(20KO)2敗1分け(いずれも10月8日時点)。2026年2月7日、イギリス・リバプールでニック・ボール選手(英国)を12回TKOで破り、WBAフェザー級王座を獲得しました(スポーツ報知まとめ)。亀田戦はそれから約8カ月ぶりの初防衛戦となります。

和毅選手自身も「47戦してきた中でも、一番強い選手」と評する難敵です。身長は和毅選手の171センチに対し、フィゲロア選手は175センチ。リーチは14センチも長いとされます。左右の構えを頻繁に入れ替え、1ラウンドから12ラウンドまで休まず手を出し続けるスタイルで、「ハートブレイカー」の愛称を持ちます(サンスポ)。体格差と手数の多さ。真正面からぶつかり合えば、王者の土俵に引き込まれる危険もあります。

和毅選手のプロ戦績は47戦42勝(23KO)5敗。前回の試合は2025年5月24日、インテックス大阪でIBF世界フェザー級王者アンジェロ・レオ選手(米国)に0-2の判定で敗れた一戦で、それ以来約1年5カ月ぶりの実戦となります。空白期間の長さも、この一戦の難しさを物語っています。

勝てば58年ぶりの快挙。西城正三以来の「WBAフェザー」

この試合が持つ意味は、単なる世界挑戦ではありません。勝てば日本ボクシング史に残る快挙が待っています。

まず、和毅選手にとっては2019年7月以来、7年3カ月ぶりの世界王座奪還。そして日本男子9人目の世界3階級制覇の達成です。これまでの記録保持者は高山勝成選手の5年11カ月のブランクでの返り咲き。和毅選手が勝てば、この記録を大幅に上回る日本選手最長ブランクでの王座奪還となります(サンスポ)。

さらに、WBA世界フェザー級の王座を手にした日本人は、これまで西城正三さんただ一人しかいません。西城さんは1968年9月27日(現地時間)、米ロサンゼルスで王者ラウル・ロハス選手(米国)に判定で勝ち、日本人として初めて海外で世界王座を奪いました。和毅選手が勝てば、1968年から数えて58年ぶり、日本人2人目のWBA世界フェザー級王者となります。団体を問わずフェザー級の世界王座で見ても、日本人の奪取は2010年11月のWBC・長谷川穂積さん以来、約16年ぶりです。

敵地の米国で、米国人王者から奪う。58年前とまったく同じ構図に、和毅選手は挑みます。

仕上がりは順調。決め手はスタミナの勝負

合宿は順調に進んでいます。10月8日にはスポーツ報知のオンライン取材に応じ、「簡単には終われへん」と力強く語りました。減量の残りは約3キロと、いつも通りのペースだといいます。

今回の合宿には特別な意味があります。幼少期に単身メキシコで武者修行をした初心に戻る意味合いもあり、現地ではWBO・IBF世界スーパーフェザー級統一王者のエマヌエル・ナバレッテ選手(メキシコ)とスパーリングを重ねてきました。「めちゃくちゃ強かった。ボコボコにやられた」とインスタグラムに記すほどの実戦練習です(中日スポーツ)。

和毅選手がフィゲロア戦のポイントに挙げるのは「スタミナ」です。「1〜12ラウンド、フルで手数出してくる。前にくる。フィジカルも強い。後半戦、スタミナが落ちたら負けるから」と分析し、標高の高いメキシコで心肺機能を鍛えてきました。王者からすれば初防衛戦。こちらは35歳、「今回、正直言って、ほんまに最後のつもりで」来たと語る和毅選手。負けたら終わりの覚悟で臨む一戦です。

まとめ:10月17日、日本の夜がラスベガスとつながる

10月17日の決戦まで、残り時間はわずかです(日本時間では18日)。この試合の開始時刻は記事執筆時点で未確認のため、観戦される方はDAZNの配信スケジュールを事前にご確認ください。

勝てば58年ぶりの快挙。負ければ「最後のつもり」で臨んだ挑戦が終わります。35歳の亀田和毅選手が、ラスベガスのリングでどんな答えを出すのか。世界3階級制覇へのラストチャンスを、ぜひリアルタイムで見届けましょう。

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