ロシアがサハリンで北海道新聞記者を拘束、スパイ容疑 外務省が大使召喚し抗議

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ロシアの連邦保安局(FSB)は13日、サハリンのユジノサハリンスクのホテルで、北海道新聞の現地特派員をスパイ容疑で拘束したと発表しました。拘束は出国予定日の前日に行われたと報じられています。ロシア刑法276条(スパイ罪)が適用され、モスクワのレフォルトボ裁判所は12月12日までの2か月間の勾留を決定しました。有罪となれば10年から20年の禁錮刑が科される可能性があります。

拘束の経緯

FSBの発表によると、拘束されたのは北海道新聞のユジノサハリンスク支局に駐在する佐々木雄輝氏(34)とされています。ただし北海道新聞社は身元について「確認中」としており、正式な確認は行っていません。FSBは、同氏が日本の情報機関の指示を受け、北方領土(ロシア側の呼称ではクリル諸島)からウクライナに派遣された兵士や志願兵に関する国防関連情報を収集・保管していたと主張しています。拘束は13日にホテルで行われ、翌14日の出国を目前にしていたと伝えられています。

領事面会の行方

日本外務省は、駐日ロシア大使のニコライ・ノズドレフ氏を召喚して抗議し、拘束された邦人に対する公平で人道的な扱いを求めました。16日朝には木原官房長官が、ロシア側から15日に領事通報があったことを明らかにし、日本側が領事面会を要請したことを説明しました。ロシア側は面会を拒否してはいないものの、現時点で接触は実現していないということです。早期の面会実現が当面の焦点となります。

日露関係への影響

今回の拘束は、8月にプーチン大統領が北方領土を訪問して以降、日露関係が冷え込む中で起きました。国際ジャーナリスト団体「ジャーナリスト保護委員会」(CPJ)によると、ロシアでは報道を理由に30人以上のジャーナリストが拘束されているとされています。邦人記者の長期勾留の可能性もあり、日露関係に新たな火種が加わった形です。日本政府は引き続き情報収集と外交的対応を進める方針です。

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