「鳴かぬなら殺してしまえホトトギス」「鳴かぬなら鳴かせてみせようホトトギス」「鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス」。三人の性格を表すとされる有名な句です。戦国の世を終わらせた三英傑の物語を紹介します。

織田信長|天下布武を掲げた革命児
織田信長(1534〜1582年)は尾張の戦国大名から身を起こし、1568年に上洛して天下統一への道を歩み始めました。鉄砲を大量に用いた長篠の戦い(1575年)での武田氏撃破、比叡山延暦寺の焼き討ち(1571年)など、大胆な手法で知られます。
楽市楽座による経済振興や、身分にとらわれない人材登用など、革新的な政策も打ち出しました。しかし1582年、家臣の明智光秀の謀反(本能寺の変)により49歳で生涯を閉じます。
豊臣秀吉|農民から天下人へ
豊臣秀吉(1537〜1598年)は農民の出身から信長に仕え、その死後に後継者争いを制して天下を統一しました。1590年の小田原征伐で全国統一を完成させます。
秀吉は太閤検地や刀狩りで社会の仕組みを整え、身分制度の基礎を作りました。一方で、朝鮮出兵(文禄・慶長の役)は大きな負担となり、1598年に亡くなると豊臣政権は急速に傾いていきます。

徳川家康|260年の平和の礎を築く
徳川家康(1543〜1616年)は秀吉の死後、1600年の関ヶ原の戦いで勝利し、1603年に江戸幕府を開きました。三英傑の最後の一人が、戦国の世に終止符を打ったのです。
家康は辛抱強さで知られ、織田・豊臣の二代に仕えながら力を蓄え、最後に天下を手にしました。その政治の仕組みは、のちの江戸時代260年の平和の基礎となります。

まとめ
信長が開き、秀吉が固め、家康が完成させた天下統一。三人の異なる個性と手腕が、日本の歴史を大きく動かしました。名古屋城や大阪城、日光東照宮など、三英傑ゆかりの地は今も多くの人を集めています。歴史の舞台を訪ねる旅に出かけてみてはいかがでしょうか。

