大相撲で3場所連続休場中の横綱・豊昇龍(27=立浪部屋)が、九州場所(8日初日、福岡国際センター)で復帰することになった。本人が11月5日、明言した。右膝の手術からの復帰場所となる。横綱昇進から10場所、まだ優勝がない豊昇龍にとって、11場所目は悲願の初優勝がかかる勝負の場所になる。

復帰を明言——「俺は出たい」
豊昇龍は5日、九州場所への出場について自ら復帰を明言した。関係者によると、4日には武隈部屋に出向いて稽古を行い、出場に向けた調整を進めてきた。秋巡業では途中から合流し、八角理事長(元横綱・北勝海)の前で横綱・大の里らと相撲を取るなど、精力的に稽古を重ねていた。千葉日報は5日、豊昇龍が「俺は出たい」と出場への意欲を示したと伝えている。
休場の経緯——右膝の手術と3場所連続休場
豊昇龍は名古屋場所中に古傷の右膝を悪化させ、7月下旬に手術を受けた。秋場所では初の全休を経験し、5月場所、7月場所に続いて3場所連続の休場となった。横綱在位10場所で5度目の休場となる。膝の手術後は無理ができない状態が続き、復帰の時期が注目されていた。

横綱昇進から10場所優勝なし——重くのしかかる記録
豊昇龍は2025年初場所で2度目の幕内優勝を果たし、場所後に横綱に昇進した。しかし昇進後、優勝はまだない。昨年春場所での昇進から10場所優勝なしは、年6場所制となった1958年以降では、朝潮、柏戸、3代目若乃花の11場所に次ぐ記録だ。叔父に元横綱・朝青龍を持ち、2023年名古屋場所で初優勝して大関に昇進した実績を持つだけに、横綱としての初優勝への期待は大きい。
稽古の手応え——大栄翔と16番で14勝
復帰に向けた稽古では手応えも伝わってくる。番付発表以降は境川部屋や追手風部屋などに積極的に出稽古を行い、大栄翔との稽古では16番で14勝を挙げたという。相撲内容の復調がうかがえる。九州場所では、東横綱の大の里との両横綱による優勝争いにも注目が集まる。
まとめ
3場所連続休場中の横綱・豊昇龍が、8日に初日を迎える九州場所で復帰する。右膝の手術を乗り越え、横綱昇進から11場所目で悲願の初優勝を目指す。復帰場所での相撲内容と、大の里との優勝争いが今場所の見どころになる。

