福岡ソフトバンクホークスは6日、東浜巨投手(36)が無償トレードで広島東洋カープへ移籍することを発表した。交換要員や金銭を伴わない移籍で、両球団が合意した。ドラフト1位で入団し、ソフトバンク一筋14年を過ごした通算76勝の右腕が、プロ15年目を新天地の広島で迎えることになった。移籍の経緯と、両球団の思惑を解説する。

移籍の発表——6日、両球団が無償トレードで合意
ソフトバンクは6日、東浜の広島への移籍を発表した。交換要員や金銭が伴わない「無償トレード」で、両球団が合意した。東浜はこの日、みずほペイペイドームを訪れてトレーニングを行ったあと、報道陣の取材に応じた。東浜は「最初、聞いた時は素直に驚きがありました。こういう話をいただいて、選手としてまたやらなきゃなという思いになりました。プロ野球選手である以上は(1軍が)一番の目標になってくる。そこの気持ちを強く持ってやっていきたいと思います」と語った。広島への移籍にあたっては「これまで培ってきた経験を生かし、少しでもカープの力になれるよう頑張る」とコメントしている。
東浜巨とは——2017年最多勝、ホークス一筋14年
東浜は沖縄尚学高校時代、2008年の選抜大会でエースとして優勝した。亜細亜大学を経て、2013年のドラフト1位でソフトバンクに入団した。入団当初は結果が出ずに苦しんだ時期もあったが、2017年には16勝を挙げて最多勝に輝き、リーグ優勝と日本一に貢献した。通算成績は180試合に登板して76勝46敗、防御率3.30。東浜は14年間を振り返り、「本当にこの14年間は、強いホークスの中でプレーができた。この14年間はいい思い出もたくさんありますし、もちろん苦しいこともたくさんありました。本当に中身がすごく濃い14年間だったと思います」「そういう野球をさせていただいたのは僕にとっては本当に大きな財産だと思います」と感謝の思いを語った。
今季は初の1軍登板なし——右肩の違和感と若手の台頭
14年目の今季、東浜は右肩の違和感で開幕から出遅れ、プロ人生で初めて1軍での登板がなかった。ファームでは12試合に登板し、6勝4敗、防御率2.37と安定した結果を残したが、若手の台頭が続くチームでは1軍の登板機会を得られなかった。東浜は昨オフ、登板機会を求めて国内フリーエージェント(FA)権を行使したが、移籍交渉はまとまらず残留していた。

なぜ無償トレードなのか——70人枠と功労者への配慮
今回の移籍の背景には、両球団の事情がある。ソフトバンクは今オフの戦力外通告期間の終了後も、支配下登録選手が61人いた。今秋のドラフトで指名した9選手が全て入団すると、上限の70人に達する状況だった。東浜の退団で、支配下選手は60人となった。三笠杉彦ゼネラルマネジャーは「長年、ホークスに貢献してくれた投手。今年も期待していましたけど、なかなか登板機会がなかった。(広島と)ご縁があって話がまとまりましたので、来年もまた頑張ってもらいたい」「70人枠があるので、そういう観点からもこういう形と判断しました」と経緯を説明した。功労者への配慮と、支配下枠の確保という両面から、無償トレードが成立した形だ。
広島の狙い——先発陣の補強
新天地となる広島は、先発陣の補強を急いでいる。先発の柱として通算60勝をマークする森下暢仁投手が、11月4日に国内FA権の行使を表明したばかりで、床田寛樹投手の去就も不透明な状況だ。実績のあるベテラン右腕の加入は、広島の先発陣にとって大きな補強になる。東浜が赤いユニホームで、どのような投球を見せるのか注目される。
まとめ
ソフトバンクの東浜巨投手(36)が、無償トレードで広島へ移籍することが6日に発表された。ホークス一筋14年、通算76勝の右腕は、プロ15年目を新天地で迎える。ソフトバンクの支配下枠の事情と、広島の先発補強の狙いが一致した移籍だ。来季のマツダスタジアムで、東浜の復活なるか注目される。
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(出典:西日本スポーツ、産経ニュースの報道をもとに編集部が解説。出典リンク:https://nishispo.nishinippon.co.jp/article/1055285?rct= 、https://www.sankei.com/article/20261106-EN4EXSVD6RPQHIF3PYGMPYBRZ4/ )

