気象庁は7日、マリアナ諸島で台風32号(チャンパカ)が発生したと発表した。7日正午に熱帯低気圧が台風になったもので、年間32個の台風発生は1994年以来32年ぶりとなる。台風は日本の南で強い勢力に発達した後、「く」の字を描くように進路を東へ変える見込みで、小笠原諸島では10日から11日にかけて暴風域に入るおそれがある。進路と影響を整理する。

台風32号の現在——7日夜は小笠原近海を北西へ
気象庁によると、台風32号は7日午後6時現在、小笠原近海にあり、1時間におよそ30キロの速さで北西へ進んでいる。中心気圧は1002ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルとなっている。中心の北側280キロ以内と南側165キロ以内では、風速15メートル以上の強い風が吹いている。7日午後3時時点の実況では、中心は北緯19.7度、東経143.0度にあった。
今後の進路——日本の南で強い勢力に発達し「く」の字に反転
台風は8日未明には小笠原近海に達し、9日午後には日本の南で暴風域を伴う強い勢力に発達する見込みだ。9日午後3時時点の予報では、中心気圧は980ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルと予想されている。その後、10日午後には日本の南で「く」の字を描くように東寄りに進路を変え、11日午後3時には小笠原近海に達する見込みで、中心気圧は975ヘクトパスカル、最大風速は35メートルと予想されている。12日午後3時には日本のはるか東で温帯低気圧に変わるとみられている。米軍合同台風警報センター(JTWC)の予報でも、11日午前9時ごろの中心付近の最大風速は36メートル程度とみられている。
小笠原は暴風域入りのおそれ91%——本州への接近は見込みなし
気象庁が7日午後3時45分に発表した「台風の暴風域に入る確率」によると、小笠原諸島が12日午後3時までに暴風域に入る確率は91%となった。3時間ごとの確率では、10日夜から11日未明が最も高く60%となっている。小笠原諸島では10日から11日にかけて大雨や暴風、高波に十分な注意が必要だ。定期船「おがさわら丸」の父島出港が11日に当たるため、利用者は運航の発表を確認する必要がある。一方、現状の予報では台風が本州に接近することはないとみられている。ただし予報円の半径は11日午後3時で320キロあり、進路にはなお幅があるため、気象庁は5日先までの予報を6時間ごとに更新している。

「チャンパカ」とは——32年ぶりの年間32個
台風32号のアジア名「チャンパカ(Cempaka)」は、マレーシアが提案した名称だ。台風の年間発生数が32個に達したのは、1994年以来32年ぶりとなる。11月に入ってからの台風発生は珍しくないが、年間を通じた発生数の多さが今年の特徴となっている。
まとめ
台風32号チャンパカは7日正午にマリアナ諸島で発生し、1994年以来32年ぶりの年間32個となった。9日には日本の南で強い勢力に発達し、10日から11日にかけて小笠原近海へ進む見込みで、小笠原諸島が暴風域に入る確率は91%に達している。本州への接近は現状見込まれていないが、小笠原では大雨・暴風・高波への警戒が必要だ。最新の進路情報は気象庁の発表を確認してほしい。
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(出典:気象庁の発表、FNNプライムオンライン、MBSニュース、福井新聞の報道をもとに編集部が解説。出典リンク:https://www.fnn.jp/articles/-/1147977 、https://www.fnn.jp/articles/-/1148148 、https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/2740427 )

